生野菜ジュースは常温で飲めば冷え性でもカリウム効率摂取

野菜ジュース スムージー

石原結實先生の『医者いらずの食べ物事典』の野菜のページを見ていると民間療法がほとんど生野菜ジュースになっています。
健康維持のために生野菜ジュースを毎朝飲んでいる人も多いでしょう。

健康のためには良いのですが、冷え性持ちとなると体を冷やす食品にも注意しないといけません。
『医者いらずの食べ物事典』は冷え性のための書籍ではないですから、体を冷やすと言われる夏野菜もしっかり掲載されています。

生野菜はカリウムが豊富に含まれており塩分過多な現代の食生活には必要不可欠です。
サラダを食べるよりも生野菜ジュースの方が手軽に摂れます。
しかし、体を冷やすという事実もあります。

この難しい課題をどのように対処したら良いかを考えてみました。



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田中美津先生は生野菜を推奨していない

これまで何冊か冷え性対策の著書を読んできまいたが、生野菜は体を冷やすため良くないとされています。
冷え性ならできるだけ温野菜を食べるよう推奨されているのです。

当サイトでもお馴染みの田中美津先生の著書『新自分で治す「冷え性」』にある食物の陰陽表を見ると生で食べることの多い夏野菜はほぼ陰性。
田中美津先生は暑い季節に暑い地域にできる食物は体を冷やす陰性の食品であると紹介しています。

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出典:【楽天ブックスならいつでも送料無料】新・自分で治す「冷え症」 [ 田中美津 ]P88

生で食べられるレタスやキュウリ、アスパラガスは陰性食品に分類されていることが分かりますね。
沖縄料理では定番のゴーヤは生で食べることはないかもしれませんが、暑い地域で育つ野菜なので陰性のようです。

夏に旬をむかえる食品は利尿作用が高く水分排泄に効果を発揮しますから、冷え性にとっては温かい水分を体から逃すため冷やす食品であるとされています。
(利尿作用については後述するカリウムが関係しています)

このように書くと田中美津先生は夏野菜は食べていけないと言っているように聞こえるかもしれません。
聞こえるかもしれませんが、次のような意見も記しています。

ゴボウやモヤシは陰性ですが、ショウガ、ニンニク、トウガラシ、ゴマを加えれば陽性に近づくのでOKよ。白菜やキャベツもサッと熱を通せば、冬でも問題なし。
出典:【楽天ブックスならいつでも送料無料】新・自分で治す「冷え症」 [ 田中美津 ]P89

熱を加えたり陽性の食品と合わせることで陽性に近づくとも紹介しています。
これも後述するカリウムが関係していると考えて良いかもしれません。

夏に旬を迎える野菜や生野菜は体を冷やしやすいです。
水分が多く利尿作用が強いため熱の篭りやすい夏は、積極的に食べるようにしたい野菜になります。
冷え性の人は夏場でも冷えを感じやすい人もいるので、積極的に食べることは逆効果になるかもしれません。

しかし、夏に旬を迎える野菜も栄養価が高いもので食べることで健康維持にも繋がるのは確かなこと。
冷え性なら田中美津先生が主張するように生野菜を調理加工して食べる方が好ましいと考えられるのです。。

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水分と塩分排泄を高めるカリウムが多い生野菜

陰性食品なので冷え性の人はあまり食べない方が良いと思うのですが、生で食べることで得られる健康に良い面があるのも事実です。
その中でも注目したいのがカリウムの存在ですね。
カリウムは水分排泄にも効果を発揮する栄養素のひとつになります。

カリウムは現代人の塩分摂り過ぎに対する救世主的な役割を持っており、摂り過ぎた塩分を尿として排泄するのを手助けしてくれるものです。
生でも食べられるキュウリやレタスは水分とカリウムが豊富。

水分摂取で利用を促し、カリウムで塩分を尿として排泄することに役立ちます。
(カリウム自体にも利尿作用があると言われています)

その証拠とも言えるのが長野県の事例でしょうね。
塩分の摂取量も多い長野県は寿命日本一に輝いています。
この大きな理由として野菜の消費量が多いことがあげられます。

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カリウムは水分に溶けやすい性質を持っているので加工をすると損失が大きくなるとされています。
茹でや煮ることで野菜の水分が抜けてしまうと同時にカリウムも溶け出してしまうのです。
そのため生で食べることが望ましいと言われています。

カリウムは塩分を尿として排泄するため腎臓で処理されます。
腎臓機能に問題のある腎不全などの腎臓疾患の人はカリウム摂取を控えるよう指示が出ます。
腎臓機能が働かないと血液中のカリウムの処理ができず高カリウム血症になる危険性があるからです。

カリウムが蓄積すると不整脈の原因となり最悪の場合は心臓を止めます。
生命に関わる話になってくるのです。
腎臓疾患の人はカリウムの多い生野菜を出来るだけ避けて茹でるなど加工をしてカリウムを減らし制限する必要があります。

昔一緒に仕事をしていた先輩は昼食がバナナだけでした。
バナナはカリウムが多い食品として知られています。
その先輩は不整脈があるみたいな話をしていたので関係性があるのかなと思いました。

調べてみるとあまり関係がないようです。
気をつけないといけないのは腎臓疾患のある人であり、現代食は塩分が濃い目なので摂り過ぎくらいで調度良いそうです。

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出典:【楽天ブックスならいつでも送料無料】新・自分で治す「冷え症」 [ 田中美津 ]P88

塩分摂取が少ないのにカリウムを摂取すると塩分不足による冷えの可能性はあります。
塩分の濃い食品は陽性ですから体を温めるには塩分が必要なのです。
しかし、過剰塩分摂取は高血圧などで血流を阻害しますので適度が一番です。

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カリウムの低い生野菜が出てくる可能性も

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出典:ドクターベジタブルジャパン株式会社

余談になるのですが、カリウム含有量を減らしたレタスのCMを見ました。
ドクターベジタブルジャパンが独自開発に成功したとのことです。
腎臓疾患の人でも安心して生野菜が食べられる時代は来るかもしれません。

ジュースならカリウムは減少しにくい

腎臓疾患の人は生野菜を加工してカリウムを減らして食べるようにしています。
健康な人はカリウムの摂取には問題がありませんので、できるだけ摂取する方が好ましいと言えるでしょう。

かと言って冷え性ではカリウムが豊富な生野菜は避けたいという考えも出ます。
その問題を解決できそうなのが生野菜ジュースにすることです。

最近の研究結果では生でなくても基本的にカリウムの減少は見られないという見方もあるのです。
信州大学医学部腎臓内科のサイトでは次のような記事がありました。

水やお湯にさらすと、カリウム成分が水やお湯に溶け出していくので、野菜中のカリウム含有量を減らす事が出来るのです。”野菜中のカリウム成分が溶け出す”ということが重要なので、切り口のない野菜を丸のまま水にさらしてもあまり効果ありません。少し細かく切ってから、水にさらしてもらうとカリウム成分が溶け出しやすくなります。また、皮の硬いトウモロコシなどは、ゆでても実の中の成分がお湯に溶け出さないので、カリウムは低下しにくいです。
出典:信州大学医学部腎臓内科>カリウムにご注意!!part 2

この記事自体はカリウムを減らす方法について紹介されているものですが、煮たときに煮汁として出る以外はほとんど損失が無いと書かれています。
生野菜ジュースとして加工してもカリウムの損失はほとんどないと考えて良いようです。

生野菜ジュースは野菜の水分を利用して作るものですからカリウムの損失は考えにくいです。
桜橋医誠会クリニックのサイトには市販で売られている野菜ジュースのカリウム比較表がありました。

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出典:桜橋医誠会クリニック>果物・野菜ジュースの特徴と飲み方

1日のカリウム摂取量の目標は成人の男性で2500mg、女性で2000mgなので全然足りないのですが、ジュースに加工してもカリウムは壊れないことがわかります。
田中美津先生は生野菜も湯通しすると良いと言われていますが、湯通しするとカリウムが溶け出してしまうかもしれませんので生で食べるもしくは生野菜ジュースが良いかもしれません。

常温なら生野菜ジュースでも良い

ジュースに加工しても生野菜は生野菜です。
水分は含んでいますし、カリウムも残りますから利尿作用はあるでしょう。
そうなるとジュースにしても解決していないと言えるかもしれませんね。

現代の食生活は塩分が多い食事に慣れてしまっているので厚生労働省の目標値を達成するのは困難な状況です。
カリウムの摂取は必要不可欠な状態にもあります。
冷えが気になるから生野菜を避けるという選択肢は問題となるでしょう。

また、冷えることを懸念して利尿を抑えこむと膀胱炎やむくみの原因にもなってきます。

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生野菜は冷え性には良くないけど、カリウムは効果的に摂取した方が良い。
そんな悩みに最終的な答えを出してくれたのはこのサイトです。

料理研究家の久保典子さんのブログでは常温で食べると良いと書かれています。
冷え性は胃を冷やさないことが重要で、冷やした野菜サラダや生野菜ジュースは胃を冷やす原因になります。

常温であれば胃の中で37℃まで温める負担も少なくて済みます。
体を冷やす部分は仕方がないとして、胃腸への負担を軽減して冷え対策をすることです。

強引に解決に持っていった感はありますがこれが最善かなと考えています。
生野菜ですから常温では保存性が悪いのでできるだけ早めに消費することも大切です。


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