現代人は運動不足になりがちでいたるところで適度な運動の必要性が叫ばれています。
運動不足の人は運動を取り入れることは必須ですが、せっかくやるなら効率よく効果的にやりたいと思うのは普通ですよね?
今回は生姜紅茶と運動の関係について触れていきます。
私の参考にしている石原結實先生の『しょうが紅茶ダイエット』には運動の必要性についても紹介されていました。
ダイエットにおいては運動も必要ですから紹介されているのでしょう。
生姜紅茶の専門書籍での紹介ですからなんらかの効果が期待できると言うことです。
運動前に生姜紅茶を飲むことはどのような相乗効果が生まれるのか?
当サイトは冷え性の情報発信をしているので、そちらとも絡めて紹介していきます。
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運動前に生姜紅茶を飲むと得られる2つのメリット
運動前に生姜紅茶を飲むことで得られるメリットは2つあると考えています。
生姜には体を温める作用があるのは広く知られていると思います。
運動をすると体温が上昇してエネルギー消費されますから、体温を上げやすくする生姜は効率的なエネルギー消費に期待できますよね。
さらに、紅茶に含まれるある成分が筋肉痛緩和にもなる可能性も指摘されていることがわかりました。
運動前に飲むと生姜の体温上昇による相乗効果は
- 効率的なエネルギー消費
- 筋肉痛緩和
となります。
それぞれについて詳しく触れていきます。
生姜紅茶を運動前に飲むと体温上昇の相乗効果
1つ目の効率的なエネルギー消費についての解説です。
動物はエネルギーを消費すると熱を作ります。
そしてエネルギー消費のときに必要になるのが酸素です。
運動をすると血行が促進されて血液の循環が良くなりますよね?
これは筋肉などの酸素が不足しているため運搬が頻繁に行われることによって起こると考えられています。
これがダイエットに有酸素運動が良いと言われる理由です。
もちろん熱を作るので冷え性対策にも効果あり。
それに対して生姜の温め効果は血管の拡張作用によるものと考えられています。
体温上昇すると熱を逃がすため血管が拡張するのです。
血管が拡張されれば流れる血液量が増えますので、心臓は心拍数を上げて血液を十分確保しようとすします。
発熱による発汗は血液中の水分が使われるので血行は正常時よりも良くなるのです。
下半身浴をしていると運動をしているわけでもないのに血行が促進されます。
これは血管拡張によるものと考えて良いでしょう。
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ただし、血管が拡張しますので冷えやすい状態であるのも事実。
熱が逃げないように対策することも必要でしょう。
さらに、運動前に生姜紅茶を飲むと血管が拡張して酸素が供給しやすくなり、エネルギー消費の効率が上昇すると言えます。
石原結實先生は入浴による体温上昇と相乗効果が狙えると紹介しているので、運動による体温上昇も相乗効果が出ると考えられますよね。
筋肉痛緩和にも役立つ生姜紅茶
2つ目の筋肉痛緩和についてです。
運動には筋肉痛がつきものですよね?
後からくるものがほとんどですが、少しキツメの運動をすると筋肉がはって痛みが出ることがあります。
それを緩和することが生姜紅茶でできるかもしれないのです。
紅茶は「チャノキ」を原材料としている飲み物なのでカフェインが含まれています。
カフェインを摂取すると筋肉痛になりにくいという話がアスリートの間では広く知られていたそうです。
しかし、実験をしたわけではなかったので定かではなかったようでした。
その検証が実施されて筋肉痛になりにくいという検証結果が出たようです。
25人の男性被験者に対してエアロバイクによる実験を行ったところ、カフェインによって大腿四頭筋の痛みが抑えられ、よりハードな行えるという事が分かったそうです。
(中略)
さらにカフェインが何日も体に残るものではないことを考えると、筋トレを行う人が悩まされている「時間が経ってからの筋肉痛」に対してはあまり効果が期待できないでしょう。
出典:肉体改造研究所>筋肉痛防止にはコーヒーが有効?
肉体改造研究所のサイトではこのように紹介されていました。
筋肉痛に対してカフェインは作用することが確認されています。
ただし、カフェインはトレーニングをしている時点での筋肉痛には有効ですが、あとからくる筋肉痛には効果が期待できないようです。
多くの人が悩まされる運動後の筋肉痛には、残念ながら予防にはならないかもしれませんね。
この記事ではコーヒーですが、紅茶とコーヒーのカフェインの違いは調べても出てこなかったので違いはないものと考えられます。
生姜紅茶であってもカフェイン効果は期待できると考えてよいでしょう。
冷え性対策として筋肉痛緩和の効果についてはあまり意味がないかもしれません。
ダイエットをしている人も有酸素運動をメインとするので同じです。
無酸素運動のようなハードトレーニングをする人しか恩恵を受けられないでしょうね。
ただし、普段運動しない人は運動中に痛みが出ることは普通です。
それで運動をやめてしまってはどうもこうもありません。
運動前に飲んでおくと運動中の苦痛は軽減できるかもしれませんので、そういう意味では飲むことをオススメしますね。
冷え性ならカフェインのとり過ぎに注意が必要ですが。
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生姜の温め効果はジンゲロール
先に生姜には温め効果があると紹介しました。
なぜ温め効果があるのか疑問に感じる人もいると思いますので簡単に説明しています。
生姜には体温を上昇させるジンゲロールという辛味成分が含まれています。
生姜を食べたときにピリッとする辛味成分はジンゲロールです。
ジンゲロールについてはこちらの記事でも詳細に触れています。
刺激のあるものは殺菌成分が強い傾向にあります。
生姜も
- 殺菌作用
- 免疫力を高める
- 食中毒の予防
といった体を外敵から守る成分が含まれているので健康を考えるならぜひ摂取したい食べ物と言えるでしょう。
先に血管を拡張して血行促進させる効果に触れましたが、それを引き起こしているのがジンゲロールです。
ジンゲロールは代謝アップを促すため冷え性には良いものになります。
運動をすることでも体温上昇と血行促進が起こりますから冷え性改善の視点からも相乗効果が狙えることになりそうです。
さらに、体温を上昇させると脂肪燃焼が活発になるほか、免疫力向上にも繋がります。
免疫に関してはこちらの記事でも紹介しています。
運動をすることでナチュラルキラー細胞(NK細胞)が活性化して免疫力向上にも繋がると考えられます。
これらの相乗効果を考えると運動前に生姜紅茶を飲むことは冷え性対策としての効果を引き上げることができると言えるのではないでしょうか。
運動前に生姜紅茶を飲むと相乗効果あり
運動前に生姜紅茶を飲むと次の2つの相乗効果が期待できることがわかりました。
- 効率的なエネルギー消費(生姜)
- 筋肉痛緩和(カフェイン)
冷え性対策にしてもダイエットにしても生姜紅茶を飲んでいればできるものではありません。
生姜紅茶の効果を引き出すには運動は必要と言えるでしょう。
私は下半身を鍛えるためスクワットをしています。
また、気分転換のジョギングも実践中。
机の上に生姜紅茶を置いていますので運動前にも飲んでいます。
筋肉痛の緩和になっているかどうかは怪しい感じがしますが、飲んだときのほうが体の温まりが早いかなと感じることはありますね。
生姜の温め効果が出ているのかもしれません。